「愛と青春の旅立ち」part6
「愛と青春の旅立ち」part5の続きです。・・・・・・・・・part6
人はみんな否応なしに大人になっていく。
青年は紳士に、少女は淑女になることを理想に・・・・。
いい指導者に巡りあえれば、りっぱな大人に
いい女性に出逢えればイイ男に
あるいは、いい男性に出逢えればイイ女に成長していく。
男と女は結ばれればその瞬間にひとときの夢はかなう、永遠にこの二人の世界はつづくと感じる。
その人の人生がその後どう変わっていこうとも、たくさんのすばらしい思い出が残る。
この映画のフォーリー教官(L・ゴセット・Jr)とザック(リチャード・ギア)が上下関係の理想。
ザック(リチャード・ギア)とポーラ(デブラ・ウィンガー)が男女関係の理想。
それをこの映画が教えてくれている。
士官学校の親友が、本気で付き合っていた女性にふられ失意のうちに自殺。その女友達に不信感を抱く士官候補生のザックに、街工場で働くポーラは切実にこう言う
「私にもうちょっとだけ心を許してくれても、死にはしないわ。」
これが‘本当のいいオンナ’の言葉である。
「次の誕生日には、エルメスが欲しいわ」
極端ではありますが、何回聞いても、いやになります。
そんな思い出なんて、お金にもならないし、苦い経験というだけで現実は違うんだという人がいたら、感動を味わうことの出来ない、心のさびしい、つまらない価値観の人間だと僕は思っています。お金が無いから貧しいのではなくて、その人の精神そのものが貧しいのです。
お金で買えるもの、家や車やダイヤモンドは死ぬときにはあの世まで持っていけませんよ。たった一つだけもっていけるものは思い出。つらい経験もそのときには、いい思い出に変わっているかも知れません。
男の勝手な理想ばかり書きまして、失礼。
きょうは、このへんで・・・・・・・・・。