オオサカジン

  | 大阪市

新規登録ログインヘルプ


QRコード
QRCODE
インフォメーション
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
Mr.x
オーナーへメッセージ

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  
Posted by オオサカジン運営事務局 at

2006年03月25日

「愛と青春の旅立ち」part7 最終章

「愛と青春の旅立ち」part6のつづきです・・・・・・・part7 最終章

長く厳しかった海軍士官学校の訓練も終わり卒業式には、真っ白な制服に身を包んだ新しい士官候補たちが整然と並び卒業の喜びを分かち合う。フォーリー(鬼教官の名前)に勝ったぞ!と叫びながら、白い帽子を思い切り空に投げ飛ばす。・・・・・・・・ラスト少し前のワンシーン。
毎年、日本の防衛大学にも見られる微笑ましい瞬間である。家族と喜びを分かち合う卒業生もいれば、苦労をともにした仲間と談笑する卒業生もいる。


それから、無事に卒業できた生徒たちは、フォーリー教官のもとに歩み、かれから士官昇格の訓示を一人一人受ける。この時を境に軍人としての地位は逆転する、フォーリーは下級の軍曹、ザックたちはエリート士官に昇格する。

フォーリー教官(L・ゴセット・Jr)とザック(リチャード・ギア)のこの会話。


  「お前がいなければ、今の俺はなかった、お前のことは一生忘れはしない。」

  「もういい、早く行け」


気持ちはこもっている、そしてさりげない。 かっこいいシーンである。
仰げば尊しわが師の恩の感情を、二人ともなんてうまい表情で演じているのだろう。


その後ザックは彼女への不信感で迷い、親友の自殺以来会っていなかったポーラの働く町工場へ・・・・・・・・・・・・・・。
母親の過去と同じく士官候補生との失恋に終わり、傷いたポーラ(デブラ・ウインガー)。だが生活のためもあり、失恋をふりはらうように仕事仲間とともに工場で懸命に働いている。
その工場の機械の陰から、白い制服がゆっくりと現れ、うしろからめいっぱい抱きかかえられる。
一緒に働く仲間に祝福され去っていく二人。
 男は抱きかかえている女の頭に真っ白な帽子をかぶせてやる。


感動のラスト、ここで時間がとまり、映画の字幕が音楽とともにしばらく流れて幕が閉じる。


ここで会話の音声はまったくありませんが、帽子をかぶせるワンシーンで、二人の気持ちがスクリーンを飛び越してこちらに伝わってきます。

ステキです!ワンダフルです!そうなると分かっていながらでも、感動してしまいます。

ここで、映画「愛と青春の旅立ち」のついては一度、筆を置こうと思います。
 
 


あまりいないとは思いますが、僕のブログをpart1からpart7最終章まで
見ていただいた方へのプレゼントです。
part1の冒頭のふれたサミエル・ウルマン詩をどうぞ・・・。




青春
サムエル・ウルマン 宇野収、作山宗久訳 三笠書房より
--------------------------------------------------------------------------------

青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。



では、「長いお別れ」です・・・・・ロング、グッバイ。




「長いお別れ」part1
              →http://ota9.osakazine.net/e841.html

「きまぐれ洋画劇場 スターウォーズ・ナタリーポートマン」
             →http://ota.osakazine.net/e1135.html  

Posted by Mr.x at 13:52Comments(0)

2006年03月22日

「愛と青春の旅立ち」part6

「愛と青春の旅立ち」part5の続きです。・・・・・・・・・part6


人はみんな否応なしに大人になっていく。
青年は紳士に、少女は淑女になることを理想に・・・・。

いい指導者に巡りあえれば、りっぱな大人に
いい女性に出逢えればイイ男に
 あるいは、いい男性に出逢えればイイ女に成長していく。


男と女は結ばれればその瞬間にひとときの夢はかなう、永遠にこの二人の世界はつづくと感じる。
その人の人生がその後どう変わっていこうとも、たくさんのすばらしい思い出が残る。



この映画のフォーリー教官(L・ゴセット・Jr)とザック(リチャード・ギア)が上下関係の理想。
ザック(リチャード・ギア)とポーラ(デブラ・ウィンガー)が男女関係の理想。

                  
               それをこの映画が教えてくれている。


士官学校の親友が、本気で付き合っていた女性にふられ失意のうちに自殺。その女友達に不信感を抱く士官候補生のザックに、街工場で働くポーラは切実にこう言う
          
              
          「私にもうちょっとだけ心を許してくれても、死にはしないわ。」


これが‘本当のいいオンナ’の言葉である。

              
               「次の誕生日には、エルメスが欲しいわ」



極端ではありますが、何回聞いても、いやになります。



そんな思い出なんて、お金にもならないし、苦い経験というだけで現実は違うんだという人がいたら、感動を味わうことの出来ない、心のさびしい、つまらない価値観の人間だと僕は思っています。お金が無いから貧しいのではなくて、その人の精神そのものが貧しいのです。
 お金で買えるもの、家や車やダイヤモンドは死ぬときにはあの世まで持っていけませんよ。たった一つだけもっていけるものは思い出。つらい経験もそのときには、いい思い出に変わっているかも知れません。


男の勝手な理想ばかり書きまして、失礼。
きょうは、このへんで・・・・・・・・・。


      

Posted by Mr.x at 19:06Comments(0)

2006年03月18日

「愛と青春の旅立ち」part5

「愛と青春の旅立ち」part4のつづきです・・・・・・・part5


この映画を記憶していて、その後、映画をヒットさせるためにパクッたんだろう思うことは、

まず、トム・クルーズの出世作となった、映画そのものの「トップガン」、アメリカ海軍が空軍に変わっただけのシチュエーションで、ストーリーも「愛と青春の旅立ち」にくらべると女性の上官とのラブストーリーが中心のダサい映画、ファション制重視の金をかけただけ。もしトム・クルーズが主演でなければ、女性も男性も見向きもしないヒドイ作品だと思う。

もうひとつは、同じリチャード・ギアが主演した「プリティ・ウーマン」のワンシーン。
金持ち役のギアがコールガール役のジュリア・ロバーツを抱きかかえて持ち上げるシーン。

そう、「愛と青春の旅立ち」のラストでデブラ・ウィンガーを抱きかかえて、みんなに祝福されながら立ち去っていく名シーンとおなじです。

ヒットさせるためには手段をえらばなハリウッドの戦略でしょうが、こんないいシーンをパクるのは、ちょっと、芸がなくておそまつです。個人的にはゆるせません。

名画「シェーン」のショーン、カム、バッ~クを誰もパクらないのとおなじ理由で,いい映画に対する敬意は必要だと思うのですが・・・・。


他の映画にも探せばあるでしょうが、きりが無いので

きょうはこのへんで・・・・・・・・・・・。



   

Posted by Mr.x at 10:19Comments(0)

2006年03月16日

「愛と青春の旅立ち」part4

「愛と青春の旅立ち」part3のつづきです・・・・・・part4


この映画に使われている主題歌は邦題、「愛と青春の旅立ち」でジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズのデュエットナンバーです。この曲はアカデミー賞の主題歌賞をとり、映画がヒットしている同時期1983年のビルボード年間チャートで27位を獲得しています。もう説明する必要のないくらいの名曲ですよね。

原題は「Up Where We Belong」といいます。

直訳すると、「私たちが所属する場所の上」になります。

これではロマンチック映画の主題歌のイメージがこわれるので、歌詞の中のLove lift us を加えて僕なりに意訳させてもらうと、
  
「愛は僕たちを僕らが望むふさわしいところへと、運びあげてくれる。」

というに感じになると思う。
意味は間違ってないよね、たぶん。誰か翻訳のできる方、歌詞全部ちゃんと訳せたら教えてください。


街で聞いたり、TVのCMのイメージソングになったり、なにげなくカーラジオから聞こえてきたりする
あま~いラブソングです。


僕はタイムリーに深夜のミュージックTVで、(確か小林克也のベストヒットUSAだったと思うけれど?)ちゃんとMTVを見た記憶が残っています。

どうリップサービスしても、絵になる二人ではなかったけれど
映画のイメージと相まって、いい曲だなあ・・と思っていた。

くわしくは知らないけれど、映画脚本制作のあと、イメージを大切にして作った名曲にはちがいないでしょう。

それに、この曲のイントロが流れる映画のラストシーンでリチャード・ギアと、デブラ・ウィンガーの二 人を見てどれだけ、涙を流した女性多いことか・・・・・。
 
でも、現実はそう甘くないですよ!


では、きょうはこのへんで・・・。  続きを読む

Posted by Mr.x at 19:13Comments(1)

2006年03月16日

「愛と青春の旅立ち」part3

「愛と青春の旅立ち」part2のつづきです・・・・part3

僕の記憶では主人公の士官候補生、ザック(リチャード・ギア)と町工場で働くポーラ(デブラ・ウィンガー)は1~2回のデートで町外れのモーテルで男女の関係をもっている。まだ、10代だった僕は、外人の女ってこんな簡単なものかって、その当時、単純に考えていた。エリートという本当の意味を理解していなかったからだ。


日本には本当の軍隊がないので、ちょっとわかりにくいが、アメリカ海軍の士官で、しかもジエットのパイロットになれる人というのは、頭脳明晰で厳しい体力的な訓練にも耐え抜いたほんの数パーセントの人間だけである、しかも上官としての人格まで要求されるエリート中のエリートだ。自分の将来の安定と、それ以上の夢をもつ女性があこがれるのは当然だし、今となっては解るけれど、それがいけないなんて思うやつがいたら、よっぽど現実を知らないおめでたい人間だ。しかもそれがリチャード・ギアでかっこいい男性である、自分が女性でもきっかけさえあれば近づくだろうと思う。
恋だの、愛だの、というのはあとでくっつけれがいいもので、とりあえず知り合いにならないと話にもならない。そのうえ、士官学校の教育期間は短く、休暇も少ない、過密スケジュールときてるから、仲良くなるスピードも、アップする必要がある。知り合ってすぐベッドインなんてのは日常茶飯事で当たり前の世界なのだ。


何が言いたいかっていうと、ちゃんと現実の世界を映画でみせてくれてるってこと。
つきあう男性に夢を抱く女性の思考は、一般的にどうなっているかっていう一例。


このときのポーラ役のデブラ・ウィンガーが恵まれない女性って感じをうまく演じていた。スクリーン全体を通して、少しかげりのある表情はなかなかできない、本当にその映画にヒロインとして出演するまでは、女優としても苦労の過去があったに違いない。



ただ、この映画の主人公とヒロインという配役では、見事にはまっていたと思う。映画の最後以外そんなに目立たない控えめな感じと、暗さのある存在感がとてもよかったとも思っている。


06.3.6

今日はこのへんで・・・・・つづく。  

Posted by Mr.x at 19:09Comments(0)

2006年03月16日

「愛と青春の旅立ち」part2

「愛と青春の旅立ち」part1のつづきです・・・・・・・・part2


作品自体、非常に優秀だと思けれど、たとえその時代だったしても、たいした費用もかけずに制作したパラマウントの映画だったはずです。アメリカでは同じ時期、あの超有名なスティーブン・スピルバーグの「ET」が同時に公開されていて、ひけをとらず人気があるとラジオでHまむらJゅんさんがしゃべっていたのを憶えています。やっぱり、金をかれればいい映画ができるというのは間違い。製作者の情熱が一番です。監督のテイラー・ハックフォードはえらい!ちなみに、ぼくはETのあの顔がきらいで
USJのアトラクションは入ったことがあっても、ETの映画は見る気もしないという変わり者です。 


最近ではレイチャールズの生涯を描いた「レイ」、やメグ・ライアンとラッセル・クロウが競演した「プルーフ・オブ・ライフ」なんかを撮っていますがこの映画のインパクトが強すぎてあんまりいいと感じないのは気のせいでしょうか。


この映画を何回も見た人ならわかっていると思うが、所々で、感動できるシーンがほんとに多い。
僕の記憶の中からちょっとづつ思い出してみると、


まず、ザックの少年時代の回想シーン。
町を歩いている時、ガラの悪い不良少年数人に路地で囲まれなぐられて金をとられる。そのときに不良少年たちはカンフーをつかう、力の差でボコボコにされる。
 ザックが士官学校の厳しい訓練を乗り越え、卒業間近になり親友のために鬼教官と1対1でやり合う時、その構えは空手のかた!そうザックは少年時代の痛い教訓をわすれず、成長するまでの間でケンカ修行のために、鍛えていたことがわかるシーン。さりげなく感動してしまいます。

この映画一サラッと一度見たことのある人、もう一回、ゆっくり見てください。いいですョ。
06.3.4

今日はこのへんで、  つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・。  

Posted by Mr.x at 19:01Comments(0)

2006年03月01日

我が青春のリチャード・ギア、「愛と青春の旅立ち」part1

  サミエル・ウルマンは「青春とは心の若さである」といっている。僕はそうは思わない、「二度と戻らない純粋な感受性の時代」だと思う。その映画はじめてを見た時の感動も、二度と蘇りはしない。


この映画を知らない人のために、ちょっと説明すると、
 

シアトルに住む青年ザック(リチャード・ギア)が元兵士の不甲斐ない父と2人で暮らしていたが、母はザックが幼い頃、父の不実が原因で自殺してしまう。それでザックはかねてからの夢だったパイロットになるため、海軍士官養成学校に入学する。そして鬼軍曹フォーリーによる厳しい指導のもと、他の士官候補生たちと共に過酷な訓練を受け始め、骨休めすることを許可された候補生たちは地元の盛り場へ。そこで町工場で働く女性ポーラと出会い恋に落ちる...........


海軍士官学校の新入生と、町工場の娘とのロマンスを軸にした青春映画。士官学校の厳しい訓練の描写がよく、教官役のL・ゴセット・Jrはアカデミー助演男優賞受賞をとった。多くの女性にとっては、印象深い素敵なラブロマンス映画となっているだろうと思う。

 
僕にとって、不遇な青春時代の一ページで見たこの映画はそんな単純な印象じゃなかった。
 若者として、男として、男性として、青年として、大人として、友人に対して、女性の対してと、いろんな問いかけをして、ある方向を示してくれた忘れられない映画なのである。


この映画の本当のタイトルは「アン・オフィサー・アンド・ア・ジェントルメン」という。
 つまり直訳すれば、「士官と紳士」、僕なりに意訳すると「士官たるもの、紳士であれ」になる。スパイダーマンの親代わりのおじさんがいってた「大いなる力には大いなる責任がともなう」に少しだけ似ている。日本で言えば、武士道精神、ヨーロッパ移民の国アメリカにだから、騎士道精神といったところか。とにかく何が言いたいかというと、男の子が成長するための映画にラブロマンスがくっつけてあるだけだってこと。当然おっさんじゃなくて、若い人に見てもらいたい映画なのだ。


時間がなくなったにで今日はこのへんで、この映画については個人的にめちゃくちゃ思い入れがあるのでまだまだ続きを書きます。

  2006.3.1
            To be continue.  See you next day.



    

      

Posted by Mr.x at 22:50Comments(0)映画